日本の多機能携帯電話、いわゆる「ガラパゴスケータイ」は多くのスマートフォンを市場から締め出してきました。その牙城を崩したのがiPhoneの存在です。iPhoneは革新的なタッチスクリーンというデバイスと全画面ディスプレイを持った今までに無い形のスマートフォンとして登場し、その形が現在もスマートフォンのスタンダードとなっています。
西ヨーロッパではノキアが、アメリカではRIMが着実にシェアを伸ばしている頃、日本は依然現行の携帯電話がシェアを握っていました。それは、日本の携帯電話がスマートフォンの持つ便利さを包括していたからだと言われています。一部のユーザーには非常に注目されていましたし、ウィルコムがシャープとマイクロソフトとの共同開発で誕生させた「W-ZERO3」は市場でスマッシュヒットを記録しましたが、それでもスマートフォンが日常に根付くということはありませんでした。
このようなスマートフォン不毛の地を一変させたのがiPhoneの存在です。iPhoneが日本で発売すると携帯キャリアが猛烈なプロモーションを図ったことも手伝い、若者たちの間で一気に流行していったのです。
iPhoneが日本に進出して早13年となりますが、引き続きiPhoneが大人気です。最初はSoftbankだけだった販売店も3大キャリアに拡大し、ついにはiPhone修理店もどんどん増えてきました。
わたしの自宅から一番近い所ですと、横浜市内の上大岡にiPhoneの修理店があります。こちらでは画面修理やバッテリー交換ができるので、iPhoneユーザーは知っておくと万が一のときに役立つでしょう。
iPhone登場後のこの勢いは留まることを知らず、iPhone4sがリリースされた2011年には世界トップブランドとして君臨しました。